堀 川
人々の長年の願い
180年の歳月をかけて作った堀川
遠賀川周辺の洪水対策から始まり
日本の産業近代化の大きく貢献した人工河川!
江戸時代初め、遠賀川はいく度も洪水を起こし周囲の村々に大きな被害をもたらした。
このような状況下、筑前藩主黒田長政が、遠賀川筋の中間から洞海湾に人口運河である
堀川通すことにした。
1621年に着工し、いく度の中断も含めて180年もの長い年月をかけて完成した。
その後、明治時代に入って、筑豊から石炭を運ぶ水路として使用され、
日本の産業近代化に大きく貢献した。
●堀川のルート
八幡西区楠橋の寿命(じめ)から始まり、中間、水巻そして折尾を通って洞海湾に通じる。
上流から洞海湾までのルートに沿って写真を示します。
遠賀川から分岐 八幡西区楠橋
寿命(じめ)の唐戸 (水門)
世界遺産候補の遠賀川水源地ポンプしての近くを通る
中間の唐戸 (水門)
河守神社前の様子
車返しの切り通し
JR折尾駅付近の様子
新々堀川 (折尾駅付近から洞海湾へ)
洞海湾
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世界遺産物語 第6話 / 反射炉で始まった日本の鉄づくり
製造することは困難であったが、外国の技術者を外国の技術者を招聘することの
叶わない時代でもあった。
ヨーロッパの反射炉 ヒュゲンの技術書
おける鋳造法」の翻訳を伊東玄朴に命じて大島高任達と完成させた。
完成させ、日本で初めて銑鉄性の大砲を製造した。
萩反射炉 韮山反射炉
この反射炉は現存し、世界遺産に登録された。
大量生産を行った。
の侵入事件が起こり、1857年に韮山反射炉を完成させた。これも現存し世界遺産に登録された。
1868年に勃発した戊辰戦争で用いられたと言われている。
1783年にイギリスのH.コートが開発したパドル法の反射炉であった。
大量生産に向いていなかった。
そのためヨーロッパでは次第に反射炉法が廃れ、連続的に大量生産できる高炉法に移行し、
高炉の技術が急速に発達していった。
原料として、反射炉を使う方法を採用し、上述のように各地で多くの沢山建設された。
であった。
大島高任 釜石の洋式高炉跡
安定して鉄を大量に生産するためには高炉が必要だと、釜石において日本で最初の
洋式高炉建設に取り掛かる。
ー世界遺産物語の目次ー
第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み
・第1話 日本最古の鉄器は糸島で出土
・第2話 種子島に鉄砲伝来
・第3話 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
・第4話 幕末の日本に変化が起きる
・第5話 日本の産業革命の始まり
・第6話 反射炉で始まった日本の鉄づくり
・第7話 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり
・第9話 官営製鐵所建設の背景 その1
・第10話 官営製鐵所建設の背景 その2
・第11話 野呂景義による幻の製鉄所建設計画
・第12話 営製鐵所建設地が八幡に決定
・第13話 わずか4年で田畑に製鉄所をつくった偉業
第二編 八幡製鐵所創業から終戦までの歩み
・第 1話 八幡製鐵所の苦難の船出
・第 2話 日露戦争が八幡製鐵所拡張に拍車をかける
・第 3話 日露戦争後の反動不況と鉄鋼需要の伸び
・第 4話 第一次世界大戦後に鉄鋼需要が大幅に伸びる
・第 5話 河内貯水池物語
・第 6話 くろがね線物語
・第 7話 高見神社物語
・第 8話 満州事変と洞岡地区の拡張
・第 9話 戦争時代の終焉
世界遺産物語 第5話 / 日本の産業革命の始まり
ヨーロッパに対して約300年以上も技術が遅れていた。
量産できなかった。 そのから、次第に高炉法による鉄づくりに移行していった。
高品質の鉄を連続的に量産できる技術が発達していた。
1847年に幕府に海防の必要性を献策するも、その提案は却下された。
招聘することの叶わない時代でもあった。
の翻訳を伊東玄朴に命じて大島高任達と完成させた。
ヨーロッパの技術書を解読しながら、反射炉づくりを開始した。
第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み
・第1話 日本最古の鉄器は糸島で出土
・第2話 種子島に鉄砲伝来
・第3話 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
・第4話 幕末の日本に変化が起きる
・第5話 日本の産業革命の始まり
・第6話 反射炉で始まった日本の鉄づくり
・第7話 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり
・第9話 官営製鐵所建設の背景 その1
・第10話 官営製鐵所建設の背景 その2
・第11話 野呂景義による幻の製鉄所建設計画
・第12話 営製鐵所建設地が八幡に決定
・第13話 わずか4年で田畑に製鉄所をつくった偉業
第二編 八幡製鐵所創業から終戦までの歩み
・第 1話 八幡製鐵所の苦難の船出
・第 2話 日露戦争が八幡製鐵所拡張に拍車をかける
・第 3話 日露戦争後の反動不況と鉄鋼需要の伸び
・第 4話 第一次世界大戦後に鉄鋼需要が大幅に伸びる
・第 5話 河内貯水池物語
・第 6話 くろがね線物語
・第 7話 高見神社物語
・第 8話 満州事変と洞岡地区の拡張
・第 9話 戦争時代の終焉
世界遺産物語 第4話 / 幕末の日本に変化が起きる
次第に外国船が来航し、日本との交易を求めてきた。
1647年にポルトガル、1673年にはイギリスが国交回復のため来航、1894年には
日本人漂流民を乗せたアメリカ商船が鹿児島湾と浦賀沖に現れ、日本が砲撃した。
ー世界遺産物語の目次ー
第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み
・第1話 日本最古の鉄器は糸島で出土
・第2話 種子島に鉄砲伝来
・第3話 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
・第4話 幕末の日本に変化が起きる
・第5話 日本の産業革命の始まり
・第6話 反射炉で始まった日本の鉄づくり
・第7話 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり
・第9話 官営製鐵所建設の背景 その1
・第10話 官営製鐵所建設の背景 その2
・第11話 野呂景義による幻の製鉄所建設計画
・第12話 営製鐵所建設地が八幡に決定
・第13話 わずか4年で田畑に製鉄所をつくった偉業
第二編 八幡製鐵所創業から終戦までの歩み
・第 1話 八幡製鐵所の苦難の船出
・第 2話 日露戦争が八幡製鐵所拡張に拍車をかける
・第 3話 日露戦争後の反動不況と鉄鋼需要の伸び
・第 4話 第一次世界大戦後に鉄鋼需要が大幅に伸びる
・第 5話 河内貯水池物語
・第 6話 くろがね線物語
・第 7話 高見神社物語
・第 8話 満州事変と洞岡地区の拡張
・第 9話 戦争時代の終焉
世界遺産物語 第3話 / 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
1624年にスペインとの国交も断絶した。
による北方交易も行っていた。
江戸幕府防衛を行っていき政権が安定してくる。
鉄生産が中国地方に集約されるようになり、製鉄技術も進歩して行った。
第4話は幕末に舞台が移る。
ー世界遺産物語の目次ー
第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み
・第1話 日本最古の鉄器は糸島で出土
・第2話 種子島に鉄砲伝来
・第3話 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
・第4話 幕末の日本に変化が起きる
・第5話 日本の産業革命の始まり
・第6話 反射炉で始まった日本の鉄づくり
・第7話 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり
・第9話 官営製鐵所建設の背景 その1
・第10話 官営製鐵所建設の背景 その2
・第11話 野呂景義による幻の製鉄所建設計画
・第12話 営製鐵所建設地が八幡に決定
・第13話 わずか4年で田畑に製鉄所をつくった偉業
第二編 八幡製鐵所創業から終戦までの歩み
・第 1話 八幡製鐵所の苦難の船出
・第 2話 日露戦争が八幡製鐵所拡張に拍車をかける
・第 3話 日露戦争後の反動不況と鉄鋼需要の伸び
・第 4話 第一次世界大戦後に鉄鋼需要が大幅に伸びる
・第 5話 河内貯水池物語
・第 6話 くろがね線物語
・第 7話 高見神社物語
・第 8話 満州事変と洞岡地区の拡張
・第 9話 戦争時代の終焉
世界遺産物語 第2話 / 種子島に鉄砲伝来
世界遺産物語 種子島に鉄砲伝来
●日本に大きな変化が起きる
1543年にポルトガル人が、種子島に来て鉄砲を伝えられ、それを機に
外来の文化が入り始め、日本の中に変化が起き始める。
そして、1549年にはフランシスコ ザビエルが薩摩に来て、それから平戸、
山口などを訪問しキリスト教を伝えた。
1571年にはポルトガル船の寄港地として長崎が開港され、長崎の統治を
イエズス会に託す。
豊臣秀吉は外国に日本が占領されるのではないかと、1587年のバテレン追放令を出し、キリスト教と南蛮貿易を禁止する。
そして1588年には、豊臣秀吉が幕府の長崎を直轄地とする。
ポルトガル人に侵略を阻止するための手段として、キリスト教を封じるため、
1597年2月5日に26人のキリスト教信者が長崎の西坂の丘で磔によって処刑される。
後にカトリック教会に「日本26聖人」をして聖人に加えられた。
そして、1598に豊臣秀吉が生涯の幕を閉じ、時代は変わって行く。
鉄砲伝来後、日本の鉄づくりが急速に発展する。
ー世界遺産物語の目次ー
第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み
・第1話 日本最古の鉄器は糸島で出土
・第2話 種子島に鉄砲伝来
・第3話 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
・第4話 幕末の日本に変化が起きる
・第5話 日本の産業革命の始まり
・第6話 反射炉で始まった日本の鉄づくり
・第7話 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり
・第9話 官営製鐵所建設の背景 その1
・第10話 官営製鐵所建設の背景 その2
・第11話 野呂景義による幻の製鉄所建設計画
・第12話 営製鐵所建設地が八幡に決定
・第13話 わずか4年で田畑に製鉄所をつくった偉業
第二編 八幡製鐵所創業から終戦までの歩み
・第 1話 八幡製鐵所の苦難の船出
・第 2話 日露戦争が八幡製鐵所拡張に拍車をかける
・第 3話 日露戦争後の反動不況と鉄鋼需要の伸び
・第 4話 第一次世界大戦後に鉄鋼需要が大幅に伸びる
・第 5話 河内貯水池物語
・第 6話 くろがね線物語
・第 7話 高見神社物語
・第 8話 満州事変と洞岡地区の拡張
・第 9話 戦争時代の終焉
世界遺産物語 第1話 / 日本最古の鉄器は糸島で出土
●明治日本の産業革命遺産
遺産群で、8県(岩手県、静岡県、山口県、福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県、
鹿児島県)にまたがる23の施設で構成されている。
登録された目的は、施設そのもの(有形)の価値が認められたのではない。
世界中の誰もが成しえなかったことを、ドラスティックな産業革命とその後の
急速な産業発展(無形の事柄)が高く評価されたことによる。
【世界遺産物語とは】
ヨーロッパに比べて重工業が非常に遅れていた日本が、どのようにして
ヨーヨッパから技術を学び、産業革命を行い、急速な産業発展がなされたのかを
時代を遡ってその物語を紹介します。
●物語の始まり
鉄は稲作とともに伝わったと言われている。
弥生時代に入ると、稲作も盛んになり、斧や鍬など農機具が鉄で
造られるようになる。
砂鉄を還元し、鉄をつくる方法。
日本各地で行われた。
発達して行く。
その方法は、鍛造で鉄の板をつくり、それを丸い棒に巻き付け、
溶着させる。ねじのない時代に鉄製の栓をつくり、それを溶着させて
片方を塞ぎ、苦心の末鉄砲を完成させた。
備前・長船、そして城下町鹿児島と仙台などで鉄砲が造られるようになる。
そして、豊臣秀吉の時代に入って、刀や鉄砲づくりの技術は更に進んでいく。
ー世界遺産物語の目次ー
第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み
・第1話 日本最古の鉄器は糸島で出土
・第2話 種子島に鉄砲伝来
・第3話 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり
・第4話 幕末の日本に変化が起きる
・第5話 日本の産業革命の始まり
・第6話 反射炉で始まった日本の鉄づくり
・第7話 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり
・第9話 官営製鐵所建設の背景 その1
・第10話 官営製鐵所建設の背景 その2
・第11話 野呂景義による幻の製鉄所建設計画
・第12話 営製鐵所建設地が八幡に決定
・第13話 わずか4年で田畑に製鉄所をつくった偉業
第二編 八幡製鐵所創業から終戦までの歩み
・第 1話 八幡製鐵所の苦難の船出
・第 2話 日露戦争が八幡製鐵所拡張に拍車をかける
・第 3話 日露戦争後の反動不況と鉄鋼需要の伸び
・第 4話 第一次世界大戦後に鉄鋼需要が大幅に伸びる
・第 5話 河内貯水池物語
・第 6話 くろがね線物語
・第 7話 高見神社物語
・第 8話 満州事変と洞岡地区の拡張
・第 9話 戦争時代の終焉
河内貯水池にも春が来た。
河内にも春が訪れました。
桜の季節の次は深緑です。
この地にユネスコの審査員が訪れ、明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録の
大きな決め手となった。
河内貯水池は、八幡製鐵所の第三次拡張工事での水源地拡張対策の一環として
1919年(大正8年)に竣工し、8年の歳月をかけて、延90万人の人々の手で1927年(昭和2年)に完成した。
その総指揮者が、土木技師の沼田尚徳、当時は東洋最大級のダムで、
「土木は悠久の記念碑」というヨーロッパの土木哲学を具現化すべく英知と情熱を
注いだ大事業。
9月25日 原城跡が世界遺産候補に決定
2018年の世界遺産候補といて決まりました。
原城は1496年に有馬氏によって築上、一国一城令後、島原城を築上したため1616年に廃城。
そして1637年の起きた、キリスト教の再復興などを目的とした、日本の歴史上最大規模の
一揆である「島原の乱」の舞台となった場所である。
1泊2日の島原半島の「世界遺産候補」遺跡巡りの旅も行っています。
「日本のキリスト教の歩みと島原の乱」について、下記に英語と日本語で
紹介します。
important information. The Europeans had useful knowledge about geography,
map making, shipbuilding and navigation.
interested in Christianity partly because of their interest in trade with those Europeans.
missionaries. Christianity preached the need for excusive loyalty to God.
to leave the country immediately.
people of their domains became Christians.
taxation. The Shogunate was not going to allow a challenge to its authority for
any reason.
at Hara Castle on the Shimabara Peninsula.
and children in the castle.
two centuries later.
戦国時代の大名たちのために、ヨーロッパ人は重要な情報を得る機会を提供していた。
交易をもたらした。
キリスト教に興味を持つものも現れた。
1614年、徳川家康は秀吉に続いて全ての宣教師に国外退去を命じた。
世界遺産の三池炭鉱の遺産群
でも、ここでどんな作業をされていたのだろうと考えながら現場を見て回ると、
言葉が出ないぐらい、凄まじい作業の様子が頭に浮かんできました。
そして作業が終わって地上に出たときの皆さんの安堵の笑顔、これが毎日の繰り返し。
多くの人達が頑張ったから今日の豊かな社会があると肌で感じました。
ここの遺産群は、炭鉱が残っていたから世界遺産に登録されたのではない、
ここで働いた作業者に人達、そして技術者、管理者の人達が苦労しながら、
日本の近代化に繋げて行ったのかを紹介するために世界遺産に登録されたのだと思う。