臼杵石仏
山肌の凝灰岩の岩壁に刻まれた磨崖仏『臼杵石仏』は、石仏造営の時期や事情を証する史料は
一切残っていませんが、地元に伝わる伝説「真名野長者伝説(炭焼き小五郎伝説)」によれば、
長者が亡くなった娘の菩提を弔うために彫らせたといわれ、仏像の様式などから平安時代後期
から鎌倉時代の作と推定されています。
その磨崖仏の規模と、数量において、また彫刻の質の高さにおいて、わが国を代表する石仏群であり、
1994年(平成7年)には磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定されました。
石仏の数は、古園石仏、山王山石仏、ホキ石仏第一群、ホキ石仏第二群の4群の61体全てが
国宝となっています。千年の風雨に耐え時を経ても、深田の地にひたむきな信仰のあかしを
今もなお残しています。
基本情報
・住 所 | 臼杵市大字深田804-1 |
・アクセス |
車:大分自動車 臼杵ICより約10分 公共交通: JR日豊本線 臼杵駅からJRバス野津方面行きで約20分、臼杵石仏バス停下車すぐ |
・料 金 | 大人(高校生以上)550円、小ども(小中学生) 270円 |
臼杵周辺地図