武雄温泉 楼門
温泉の入口に立つ朱塗りの楼門は、竜宮城を連想させる鮮やかな色彩と形で、天平式楼門と
呼ばれ、釘を一本も使っていない独創的な建築物です。
東京駅を設計した『辰野金吾』の設計で、1915年(大正4年)に完成しました。
2005年(平成17年)に国の重要文化財に指定されています。(2013年)平成25年には
保存修理が行われ、建造当時の朱色が復元されました。
また、二階天井の四隅には子(ねずみ)、卯(うさぎ)、午(うま)、酉(とり)の彫り絵があり、
これは干支(えと)の十二支の内の4つで、方角でいえば「東西南北」にあたります。
一方で、2012年に復原された東京駅南北ドームの天井には、巳(ヘビ)や辰(たつ)など
8つの干支のㇾリーフがあり、「なぜ、8つだけだったのか」、長い間、謎とされていましたが、
楼門の4つの干支と東京駅の8つの干支を合わせると十二支が揃うことがわかりました。
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