勝山公園の「嘉代子桜・親子桜」は満開です。
長崎原爆で犠牲になられた方々の慰霊と平和の尊さを伝え続ける勝山公園の
「嘉代子桜・親子桜」は満開です。
昭和20年8月9日 原爆が長崎に投下された時、林 嘉代子さん(当時15歳)は、爆心地から
500メートルほどしかはなれていない城山小学校で学徒報国隊員の一人として働いており、
他の多くの女学生とともに亡くなりました。
戦後、嘉代子さんの母親の津恵さんは、娘や一緒に亡くなった女学生の慰霊と平和への願いを込めて
同小学校に桜の苗木を植えました。その桜は「嘉代子桜」と名付けられ、今は、大木となり、毎春
桜の花を咲かせています。
北九州市は、平和への願いが込められた「嘉代子桜」に由来する桜を「嘉代子桜・親子桜」と名付け、
広く北九州市内に植樹を行い、市民の皆さんに原爆や戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えていくことと
しています。
2021年3月29日