東田第一高炉
ものづくりの息吹を感じる日本の産業近代化の聖地
世界でここだけ 高炉設備一式が完全な形で保存されているところ!
1901年(明治34年)日本の近代製鉄がここで生まれた。
多くの人々の手によって日本の産業近代化の礎がここで築かれた。
そして、日本の産業発展の道程、先人たちの功績を後世に伝えるべく
1972年(昭和47年)まで操業を続けた10代目の東田第一高炉が保存されています。
東田第一高炉史跡広場には、実際使われていた高炉設備一式が、そのまま完全な状態で
保全されているのは、世界で唯一ここだけ。
いまも当時の息づかいを感じさせるところです。
そして、製鐵所建設から現在に至るまでの歴史や先人の功績に触れることはもとより、
製鉄に関する様々がことが学べる、日本の産業近代化の聖地です。
高炉設備の概要
1962年(昭和37年)に建設された、当時では最新式の高圧高炉。 10年間連続操業。
今も、ほぼ当時のままの状態で保存されています。
①高炉本体
鉄鉱石から銑鉄をつくる設備 鉄鉱石に含まれる酸素を効率良く除去(還元)し溶解した銑鉄を 熱風炉でつくられた熱風を下部にある羽口から吹き込み、 炉内での溶融・還元反応によって銑鉄を製造する。 |
②出銑口
高温に解けた銑鉄が出てくるところ 出銑口は、炉頂から装入された鉄鉱石が溶融・還元された銑鉄が 銑鉄の温度は1500℃以上で、炭素を多く含んでいて、硬くて脆く、 |
③鋳 床
銑鉄とスラグが流れるところ 出銑口から出てきた銑鉄が流れるところで、溶銑樋と溶滓樋がある。 容銑樋は鉄鋼製品つくり銑鉄が流れるところで、トピードカーへ 流れるところで、煉瓦やバラスの原料となる。 |
④熱風環状管
高温の熱風を高炉に送る配管 熱風炉でつくられた約1200℃の熱風を、送風支管を介して、 熱風環状管の内部には煉瓦が積まれていて、配管を保護している。 |
⑤熱風炉
熱風をつくる炉 高炉に送り込む熱風をつくる炉で、ここでは3基で構成され、順番に 中を通して、熱風を製造し、環状管を通って高炉に送られる。 |
⑥除塵器
ガスからダストを除去する装置 高炉内で溶融・還元反応が行われると、ダストを含む多量のガスが 除塵器はそのダストを除去する装置である。 ダストが除去されたガス(高炉ガス)は燃料として再利用される。 |
⑦トピードカー
銑鉄を運搬する容器 高炉で出来た銑鉄を製鋼工場に運搬する容器で、魚雷(torpedo)の この設備は250トンの銑鉄を運搬できる。 |
⑧転 炉
銑鉄から鋼をつくる装置 銑鉄はトピードカーで製鋼工場の転炉に運ばれる。 転炉では、銑鉄に酸素を吹き込み、酸化反応によって炭素量を減らし、 又成分調整を行い、「鋼」(鉄鋼製品の素材)を製造する。 |
最寄りの駅・スペースワールド駅からのアクセス(徒歩で約5分)
JR スペースワールド駅 |
高炉を目指して一直線に |
東田第一高炉入り口・北九州 イノベーションギャラリー側 |
東田第一高炉は学びの宝庫
高炉設備が保存されているだけでなく、当時使われていた装置類や部品の展示
製鉄の歴史や人々の暮らしの歴史、公害克服の歴史に関する写真や展示物
更には、鉄作りを学ぶための写真や展示物が沢山あります。
学びのツアー企画と案内
そんな東田第一高炉は、小学生から中学・高校生、そして工業を専門に学ぶ大学生や
あらゆる年代の人達に学びの材料を提供しているところです。
ジャパン九州ツーリスト株式会社では、長年世界各国の高炉建設に携わった
元新日鐵のエンジニアで高炉の業務に従事した近藤が、皆様のご要望に応じたテーマで
学びのツアーを企画し、案内しています。
【テーマの一例】
・鉄の作り方
・先人達の取組
・日本の産業発展の歴史
・公害克服の歴史
・当時の製鉄設備技術
・製鉄文化
・日本のものづくり
先ずは、電話、Eメール又はFAXで、下記へ気軽にお問合せください。
お問合せ
ジャパン九州ツーリスト株式会社
福岡県知事登録旅行業 第3-688号
電話 093-521-8897 FAX 093-521-8898
Email info@japan-kyushu-tourist.com
〒802-0001 北九州市小倉北区浅野3-8-1 AIMビル6階
基本情報
・住 所 | 八幡東区東田二丁目3番12号 |
・アクセス |
JR スペースワールド駅より徒歩5分 北九州都市高速 枝光ICより車で3分 |
・入場料 | 無料 |
・開園時間 | 9:00~17:00 |
東田第一高炉周辺の地図