旧大里製糖所 (関門製糖)
1904年(明治37年)、合名会社鈴木商店によって造られた大里精糖所の工場群。
199号線バイパスが造られる際、工場敷地を縦断する格好となったため、いくつかの建物が
壊されたのだが、工場に許可を得て入らなくてもその歴史ある重厚な雰囲気を享受できる。
1907年(明治40年)大里精糖所は売却され、大日本製糖(株)門司工場となりました。
その後、西日本製糖(株)と社名が変わり、さらに2001年(平成13年)には日本甜菜製糖(株)と
大日本明治製糖(株)(大日本製糖(株)と明治製糖(株)の合併会社)の砂糖製造を行う
生産受託会社となり、社名が関門製糖(株)になりました。関門海峡を望む工場で砂糖を作り続けて
108年、いまも現役の赤煉瓦倉庫(建築年不詳)が歴史を伝えています。
●竣工時期
1904年(明治37年)
●構造
煉瓦造4階建他
●所在地
門司区大里本町1-2-1
●建築主/設計者/施工業者
鈴木商店/不詳/前田組