別府地獄巡り
1,000年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことから「地獄」と称される
不思議な景観です。
別府にはさまざまな地獄があり、特に「海地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」
「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」の7つを巡る観光コースがお勧めです。
おすすめルートと移動のコツ、7つの地獄の見どころや楽しみ方までをご紹介します!
別府の地獄めぐりは、次の2つのエリアに分けられます。
・海地獄エリア:海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄の5つ
・血の池地獄エリア:血の池地獄、龍巻地獄の2つ
それぞれエリア内の地獄は徒歩圏内ですが、2エリア間は約3㎞の距離。エリア内を徒歩で、
エリア間をバスか車で移動する形でルートを作るのがおすすめです。
海地獄
別府の地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、地獄
というのがふさわしくないほどの美しさです。池の青色は、温泉中の成分である
硫酸鉄が溶解しているためです。園内では、温泉熱を利用してアマゾン地方原産の
オオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培しており、オオオニバスや熱帯性スイレンの
開花期は、5月上旬~11月下旬で、朝方が見ごろです。
鬼石坊主地獄
明治以降「坊主地獄」として観光施設の名所になっていましたが、一度閉鎖され
新たに「鬼石坊主地獄」としてOPENしました。灰色の熱泥が沸騰する様子が
坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。場所は、
海地獄の隣です。施設内には、「足湯」もあります。
かまど地獄
別府地獄めぐりのひとつかまど地獄は、泉温98度の温泉が噴気とともに湧出。
古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、 地獄の噴気で御供飯を炊いていたことが
その名の由来。かまど地獄は1丁目~6丁目までさまざまな湯の池がある。
鬼山地獄
鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれている。大正12年に日本で初めて
温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始した。 現在、クロコダイル、アリゲーターなど、
約80頭のワニを飼育している。
白池地獄
落ち着いた雰囲気の和風庭園にある池は、青みを帯びた白色をしている。
これは、噴出時は透明な湯が、池に落ちた際、温度と圧力の低下により
青白く変化するためである。さらに白池には、熱帯魚館、県指定重要文化財の
向原石幢、国東塔、郷土美術が展示されている「二豊南画堂」等がある。
血の池地獄
血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」
です。 地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、
酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が
赤く染まります。
竜巻地獄
別府市の天然記念物にも指定される間欠泉が龍巻地獄。豪快に噴き出した熱水は、
屋根で止められているが約30mほど噴き出す力がある。
基本情報
・住 所 | 別府地獄組合 大分県別府市鉄輪559-1 |
・アクセス | 車:東九州自動車道 別府ICから約5分 |
別府地獄巡り周辺地図