朝倉三連水車
1662年(寛文2年)に干ばつが地域を襲った。生活の窮乏から脱出するため開田への希望が
高まっていき、干ばつの被害を防止して安定した生活を確保する為には、筑後川の水を引き
入れるより他に方法はなかった。こうした時代背景の中で山田堰や堀川が誕生しました。
筑後川の水を堀川用水に取水したが、一部では土地が高かった為、約230年前自動回転式の
重連水車が設置されました。日本最古の実働する水車として全国的にも有名な「朝倉の揚水車群」
は、1990年(平成2年)に「堀川用水」と共に国の史跡に指定されました。
筑後川の土手 |
山田堰 |
山田堰 |
現在、朝倉市には「菱野三連水車(13.5ha)」・「三島二連水車(10.5ha)」
「久重二連水車(11ha)」があり、 農地をうるおす面積は合計35 haにも及びます。
堀 川 |
水田の様子 |
水田の様子 |
基本情報
・住 所 | 福岡県朝倉市菱野 |
・アクセス | 車の場合:大分自動車道朝倉ICより約10分 JRの場合:JR九大本線筑後吉井駅よりタクシーで約10分 |
朝倉三連水車の周辺地図