赤煉瓦プレイス
旧サッポロビール九州工場の赤煉瓦建物などを保存活用した貴重な歴史的建造物です。
門司麦酒煉瓦館は旧工場事務所を改装し、ビールの歴史と門司麦酒工場・九州工場の沿革の
ほか、ビールの製造や原材料・缶・ビンのリサイクルについての解説展示を行っています。
門司麦酒煉瓦館をはじめ、現在残る醸造棟・旧組合棟(赤煉瓦写真館)・倉庫跡(赤煉瓦交流館)
の4つの建物は歴史的価値を認められ国の有形文化財に登録されています。
旧サッポロビール九州工場の歴史
1912年(明治45年)門司市の合資会社九州興業仲介所代表社員山田弥八郎らが、
当時隆盛を誇った神戸市の鈴木商店の援助を受け、大里町に工場用地を取得し、
帝国麦酒㈱を設立しました。
1913年(大正2年)に帝国麦酒㈱工場が竣工し醸造を開始しまし、「サクラビール」を
発表して、ビール業界への参入を果たしました。
以来、「桜麦酒」『大日本麦酒』「日本麦酒」「サッポロビール」と社名変更、合併、
分割と会社形態の変遷をたどりながらも北九州門司の産業を支え続けてきました。
2000年(平成12年)大分県日田市に新九州工場が竣工され、九州工場は閉鎖となり、
この地における87年間のビール製造の歴史に幕を閉じました。
その後、土地区画整理事業として基盤整備を行い、建物の保存し活用されています。
保存された建物群は2007年(平成19年)に国の登録有形文化財に登録されました。
また、2009年(平成21年)に、近代化産業遺産続33(33九州窯業 – 北九州市の
鉱滓煉瓦製造関連遺産)に、門司麦酒煉瓦館・旧サッポロビール醸造棟・赤煉瓦交流館が
認定されました。
日本の産業近代化に貢献した鈴木商店
門司港は1889年(明治22年)に国の特別貿易港に指定されると、明治後半から
大正時代にかけ、人や貨物を載せ日本と海外を行き来する船が寄港する国際貿易港
として繁栄していきます。事業や販路拡大を願う実業家や貿易商がこぞってこの地を
目指し、三井や三菱などの財閥もこの地に進出を図ります。
門司港が繁栄していく中、わずか数キロ先の門司・大里地区に神戸の貿易商「鈴木商店」
が目を付けて進出してきました。
そして、帝国麦酒(サッポロビール)をはじめ、多くの企業を立上げ、日本の産業近代化に
大きく貢献してきました。
詳細は下記をご覧ください。
↓ ↓
基本情報
・住 所 | 北九州市門司区大里本町 3-11-1 |
・アクセス |
車:JR小倉駅から約15分 公共交通:JR門司駅から徒歩3分 |
・料 金 | 【門司麦酒煉瓦館】 大人100円、中学生以下50円 |
・営業時間 | 【門司麦酒煉瓦館】9:00~17:00 |
赤煉瓦プレイス周辺地図
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