部埼灯台
部埼灯台は北九州市門司区企救半島の北東端、瀬戸内海周防灘に面した小高い丘にあり、
1872年(明治5年)に竣工した複合低塔型灯台です。
日本で12番目に点灯した洋式の灯台で、「日本の灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー
・ブラントンの指導で建設しました。この灯台の設置場所は、かつて僧清虚が13年間、
焚火を焚き続けて灯台の役目を果たした、遭難が多かった関門海峡東口で、今も航行の安全を
見守り続けています。
僧清虚
1838年(天保9年)諸国巡礼の途中、この付近で難破が多いことを知り、浜にとどまり、
火焚場の火を焚き続けました。一食坊主と蔑まれながらも托鉢をして焚火の資金を集め、
74歳で世を去るまでの13年間、雨の日も風の日も読経とともに火を焚き続け、灯台の役目を
果たしました。清虚の死後は地域の人に引き継がれ、清虚が焚火を炊いた近くの高台に
西洋式灯台が建てられました。
基本情報
・住 所 | 北九州市門司区大字白野江 |
・アクセス | 車:JR門司港駅から約15分 |
部埼灯台周辺地図
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