博 多
博多は古代から中国大陸や朝鮮との交流を保ちながら、時代時代で多くの先端文化を
取り入れ、日本文化の発展に寄与してきました。その中心的な役割を担ったのが、
今も博多に残る寺院や神社の数々です。
その博多を巡りながら日本の伝統文化に触れてみませんか。
博多の総鎮守として、”お櫛田さん” の愛称で広く市民に親しまれている神社です。
博多のまちのシンボルであり、博多祇園山笠の舞台でもあります。
毎年7月1日から15日にかけて開催されるこの祭りは770年以上の伝統を誇り、
「山笠があるけん、博多たい!」と大切にされ、地元・博多にとってはなくてはならない
存在です。特に博多の夏はこの祭りからはじまる、と言っても過言ではありません。
真言宗九州教団の本山で、本尊は弘法大師(空海)です。806年(大同元年)、唐から
帰国した弘法大師が、密教東漸を祈ったと伝えられている。弘法大師創建の寺としては
日本最古で、当初は海辺の地にあったが、福岡藩二代藩主黒田忠之によって現在地へと
移されました。寺蔵の千手観音菩薩は平安時代の作で、槙材一木に彫られています。
高さ87cmの小像であるにもかかわらず、重量感に満ちた仏像で、国の重要文化財の指定を
受けています。2011年には総檜造の全長26mの五重塔も建設されました。
明治中期の博多織織元の町家(住居兼工房)を移築復元し、福岡市の指定文化財に登録
されている「町家棟」のほか、「みやげ処」「展示棟」の3棟で構成されています。
明治・大正の時代を中心に博多の暮らしや文化を広く紹介しており、博多の歴史、祭り、
伝統などを感じて楽しんでいただける施設です。博多伝統工芸(博多人形,博多張子,
博多独楽,博多曲物)の絵付け体験が気軽にできるようになりました。
博多でもっとも歴史がある商店街です。およそ400mのアーケードには約130店舗が軒を
連ねています。博多人形をはじめとしたおみやげ店、山笠グッズを集めた店、玄界灘の幸や
人気ラーメン店もあり、博多散策の定番スポットです。金・土・日曜やイベント時には、
商店街の中にあるイベント広場で名物の川端ぜんざいも味わえます。
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