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鉄鋼の産業発展物語 第3話 / 江戸幕府の政権安定策と鉄づくり

  2021/04/23
  鉄鋼の産業発展物語

   豊臣秀吉の死後、1600年の関ヶ原に勝利した徳川家康は、1603年に江戸幕府を創設した。 そして1867年の大政奉還までの260年間の長きにわたって武家政権が続いた。 幕府は様々な施策を講じて長期政権の安泰を図る。          日本の植民地化を防ぐために、1612年にはキリシタン禁止令を発令した。 そして、鎖国政策をとり、外国との交易を制限する。 既に、豊臣秀吉が発令したバテレン追放令(ポルトガルとの交易を断絶)に …

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鉄鋼の産業発展物語 第1話 / 日本最古の鉄器は糸島で出土

  2021/04/25
  鉄鋼の産業発展物語

  ヨーロッパに比べて重工業が非常に遅れていた日本が、どのようにして ヨーヨッパから技術を学び、産業革命を行い、急速な産業発展がなされたのかを 時代を遡ってその物語を紹介します。   物語の始まり 鉄は稲作とともに伝わったと言われている。 日本で最も古い鉄器は、縄文時代(紀元前3~4世紀)と言われていれ、 福岡県糸島市二丈町で出土した。        弥生時代に入ると、稲作も盛んになり、斧や鍬など農機具が鉄で 造られ …

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鉄鋼の産業発展物語 第2話 / 種子島に鉄砲伝来

  2021/04/24
  鉄鋼の産業発展物語

  日本に大きな変化が起きる 1543年にポルトガル人が、種子島に来て鉄砲を伝えられ、それを機に 外来の文化が入り始め、日本の中に変化が起き始める。     そして、1549年にはフランシスコ ザビエルが薩摩に来て、それから平戸、 山口などを訪問しキリスト教を伝えた。 1571年にはポルトガル船の寄港地として長崎が開港され、長崎の統治を イエズス会に託す。 豊臣秀吉は外国に日本が占領されるのではないかと、1587年のバテレン追放令を出し …

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鉄鋼の産業発展物語 / 目 次  

  2021/04/26
  鉄鋼の産業発展物語

  日本の産業近代化成し遂げた!基幹産業・鉄鋼   この物語は、農業や漁業の第一産業が主だった江戸時代に遡り、 なぜ産業革命が起こり、どのようにして今日の世界一の工業立国に なったのかを、基幹産業である鉄鋼産業に焦点を当てながら2篇にわたり紹介します。         第一篇 古来の鉄づくりから官営八幡製鐵所創業までの歩み  ・第 1話 日本最古の鉄器は糸島で出土  ・第 2話    種子島に鉄砲伝来  ・第 3話 江戸幕府の政権安定策 …

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鉄鋼の産業発展物語 第7話 / 釜石で始まった洋式高炉による鉄づくり

  2021/04/18
  鉄鋼の産業発展物語

  日本初の高炉法への試み 1854年に薩摩藩が集成館で日本で最初に高炉を建設したが、原料の制約などから 本格的な生産体制は構築できなかった。       薩摩藩 集成館       北海道 古武井      また、1855年には、函館奉公傘下の北海道古武井でも建設されるが、 砂鉄を原料とした高炉だったので成功しなかった。     近代製鉄の父・大島高任の挑戦 南部藩医を父とした、大島高任は1826年に盛岡で生まれた。 藩命を …

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鉄鋼の産業発展物語 第8話 / 釜石から八幡へ

  2021/04/17
  鉄鋼の産業発展物語

  官営製鉄所建設の経緯 1871年から2年間、岩倉具視視察団が欧州を視察から強い刺激を受けて帰国し、 福沢諭吉も「文明論の概略」の中で「富国の基本は鉄」と提唱し、イギリス人技師を雇用し 技術面の指導を受けることになった。           岩倉具視視察団      大島高任   日本初の洋式高炉をつくった『大島高任』が1974年に製鉄所建設案を発議し、 昼夜の作業に最も安全な地形を選び、小形高炉を5基、鉱石の運搬には軌道馬車を 採用 …

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鉄鋼の産業発展物語 第9話 / 官営製鐵所建設の背景 その1

  2021/04/16
  鉄鋼の産業発展物語

  製鉄所建設の歴史的背景 伊藤博文が初代内閣総理大臣に就任した1885年(明治18年)頃の鋼材の民間需要は少なく、 我国の銑鉄の需要の60%はイギリス銑やインド銑に依存しており、鋼材に至っては民間需要の 全量を欧米から輸入していた。 しかし、鉄鋼の国内の需給率の向上は重工業の発展や軍機製造面必要不可欠であり、 一貫製鉄所建設が求められるようになった。 一方で、既に清国漢陽製鉄所が、自国の鉄鉱石を使い、ベルギー人の指導の基で稼働を始め、 …

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鉄鋼の産業発展物語 第10話 / 官営製鐵所建設の背景 その2

  2021/04/15
  鉄鋼の産業発展物語

  ペリー来航後の時代の変化 1853年のペリーが来航を機に、幕府は海防の必要性を認識し、大型船製造禁止令を 廃止した。 その後各地で西洋式の海軍が設置され、時代が大きく変わり始める。   軍事ために始まった船造り 海軍士官養成のため、1855年に長崎海軍伝習所が設立され、幕臣や雄藩藩士から選抜して、 オランダ軍人を教師に、蘭学(蘭方医学)や航海術などの諸科学を学ばせた。  その後各地で造船所が建設される。 1856年に萩藩で恵美須ヶ鼻 …

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鉄鋼の産業発展物語 第11話 / 「野呂景義」による幻の製鉄所設立計画

  2021/04/13
  鉄鋼の産業発展物語

  新製鉄所建設の背景 イギリスから技術を導入して1880年に操業を開始した官営釜石製鉄所だが、 外国人技師を始めとした技術者の経験不足と種々の技術上の問題によりわずか 2年間で 幕を閉じる。 その後1884年に田中長兵衛が製鉄所の一部設備の払下げを受け、製鉄事業への 挑戦が始まるが、根本的に造船やレール用の鋼を造れる製鉄所でなく生産量も低かった。   早急な製鉄所建設計画と野呂景義の対応 1891年に政府は軍事拡張のために一刻も早く製 …

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鉄鋼の産業発展物語 第12話 / 官営製鐵所が八幡に決定

  2021/04/11
  鉄鋼の産業発展物語

  製鉄所建設計画 日清戦争後、軍備増強と産業資材用鉄鋼生産の増大を図るため、1896年(明治29年)に 第9回帝国議会で製鐵所建設の「創立案」の予算が承認された。 その内容は日清戦争前に「野呂景義」が提案した製鐵所建設構想と異なり、 和田維四郎(わだ つなしろう)による、銑鋼一貫の巨大製鉄所構想であった。 初代長官の山内提雲の後任で、2代目の長官となった和田維四郎が、製鉄所創立の 中心的な役割を果たす。            …

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