知覧の観光情報
鹿児島市から南南西へ約36km、薩摩半島の南端部に位置します。
知覧麓には武家屋敷が残っており「薩摩の小京都」と呼ばれる。第二次世界大戦中には
大日本帝国陸軍特別攻撃隊の飛行場が置かれ、飛行場跡地には特別攻撃隊に関する資料を展示
した知覧特攻平和会館があります。
領主島津久峯が、藩主の参勤交代に伴って江戸から戻る道中で接した京の文化を持ち帰ったと
されます。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、また同時に国の「名勝」に指定された
7つの庭園は、母ヶ岳を借景に、築山泉水式1つ、枯山水式6つの庭園。約270年前の当時
(江戸時代)の感性を今に伝えています。
知覧は、太平洋戦争末期、旧陸軍の特攻基地が置かれた町です。この特攻平和会館は、その当時、
人類史上類のない爆装した飛行機もろとも肉弾となり敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、
遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示してあります。当時の真情を後世に正しく伝え、
世界恒久の平和に寄与するものです。二度と悲劇が繰り返されぬよう、戦争の悲惨さ、平和・命の
尊さを教えてくれます。
薩摩半島の地図